スイスの時計ブランド「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」は、マシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)による「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」とのコラボレーションモデルを発表した。時計は“ロイヤル オーク”の2モデルと“ロイヤル オーク オフショア”の2モデルに加え、“ロイヤル オーク”のユニークピースを用意する。同ブランドは8月24日、ウィリアムズを迎えた記念パーティーを東京で行い、ユニークピースのオークションを実施。落札額は100万ドル(約1億4500万円)だった。売上金は、恵まれない子供たちのための楽しく学べる教育プログラムに寄付するという。
両者は2021年から協業に取り組み、約2年をかけてコラボモデルを完成させた。ウィリアムズはシンプルでクリーンなデザインを求め、ダイヤルなどをシンプルに仕上げた。サイズは37mmから42mmまでのバリエーションをそろえる。“ロイヤル オーク”の2モデルには、18K イエローゴールドを採用。1つは37mmの自動巻き(予価913万円)で、細めの手首に適している。ダイヤルには蓄光処理を施したイエローゴールドの針、両ブランドのシグネチャーロゴを施した。
もう1つは41mmの自動巻きクロノグラフ(予価1122万円)で、ミニマルなダイヤルではクロノグラフカウンターもなくした。ロイヤル オーク オフショアモデルも、ダイヤルは必要最低限の要素に絞った。6時、9時、12時の位置のクロノグラフカウンターもなくなり、針だけを残して回転しているが、これはクロノグラフでは初めてだという。42mmの限定モデルは、18K ホワイトゴールドまたはイエローゴールド(各予価1380万5000円)で、ブラックラバーストラップが追加で付属する。
キャリバー4409を搭載したユニークピースは41mm、18K イエローゴールドとステンレススチールのバイカラーケースにブレスレットを組み合わせた。ダイヤルには両ブランドロゴと、イエローゴールドのクロノグラフ針が輝く。センターのイエローゴールドの針には蓄光処理を施し、暗闇でも読み取りやすい。