「リーバイス(LEVI'S)」は、9月14日に「デニム・ティアーズ(DENIM TEARS)」とのコラボコレクションを発売する。同コレクションは、「リーバイス」の原宿フラッグシップストア、公式オンラインサイトで取り扱う。
ラインアップは、誕生から150周年を迎える「リーバイスの」アイコンデニム“501”ジーンズ(4万9500円)、デニムシャツ(3万9600円)、シェニール織のファラオのパッチを背中に施したレザーベスト(7万4800円)など。アイテムにはイタリア製のプレミアムレザーを使用し、スエードにエンボス加工を施した両ブランドのコラボレーションパッチをあしらったアイテムもそろえる。
同コレクションでは、バイカーカルチャーにおけるさまざまな美学をアメリカ系アフリカ人の系譜というプリズムを通して融合。本物であることへのこだわり、リアルさ、自由、そして型にはまらないことへの反抗を本コレクションで表現する。
キャンペーンのモデルにはブラックバイカーコミュニティーの実際のメンバーを起用し、彼らが実際に生活している場所で撮影した。
「デニム・ティアーズ」はデザイナーのトレマイン・エモリー(Tremaine Emory)によって2019年に設立。“アフリカ人のディアスポラ(African diaspora、アフリカの離散)”と呼ばれる、16~19世紀にかけて中部および西部アフリカから奴隷としてアメリカ大陸に移送された黒人の子孫に関するストーリーが主なテーマとなっており、人種的正義を求める活動についてもシグネチャーであるコットンリースのモチーフなどを通じて表現している。同ブランドは、これまでに「アグ(UGG)」「リーバイス(LEVI’S)」「コンバース(CONVERSE)」「アシックス(ASICS)」などさまざまなブランドとコラボレーションを行ってきた。エモリー創設者は、22年2月から「シュプリーム(SUPREME)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていたが、今年8月に退任した。