ファッション
連載 エディターズレター:IN FASHION 第26回

芸能事務所とファッションの新しい関係が始まりつつある

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※この記事は2023年09月26日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

これは大変興味深いニュースです。エンターテインメントとファッションの世界の新しい時代が始まろうとしているようです。

タレントエージェンシーのクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CREATIVE ARTISTS AGENCY以下、CAA)には、トム・ハンクス(Tom Hanks)、ブラッド・ピット(Brad Pitt)、ゼンデイヤ(Zendaya)、ビヨンセ(Beyonce)などそうそうたる俳優やアーティストが所属しており、デザイナーやモデル、スポーツ選手の代理人なども務めているそうです。

取得の目的について記事には「CAA所属の俳優らにケリングの傘下ブランドの商品を身に着けてもらったり、アンバサダー就任を容易にしたりするためではなく、あくまでも戦略的な投資の一環」とありますが、22日にミラノで開かれたサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)による「グッチ(GUCCI)」の初コレクションでは早速、その蜜月ぶりが見られました。

ショーの座席はCEOの隣が最も重要

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