サステナビリティ
連載 エディターズレター:SUSTAINABILITY 第6回

サステナビリティに関心があるメディア関係者にオススメする4つの実践

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※この記事は2023年10月03日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

今回のレターは、主にサステナビリティ×ファッションに関心があるメディア関係者にお伝えします。編集者やジャーナリストに限らずPRや広告代理店など、ファッションを情報として扱う方にオススメです。洋服を作ったり売ったりする仕事とは異なり、メディアの仕事は「情報」や「ネットワーク」「言葉」など目に見えない「モノ」がリソースです。「サステナに興味があるけど仕事への取り入れ方がわからない、何から始めたらよい?」とよく質問をもらうので、明日から実践できるアクションとコツを4つご提案します。

Tips1 ニュースクリッピングをルーティーンにする(毎日10分)

オススメのアクションの一つ目は、ニュースクリッピングです。忙しいみなさんの1日の中から10分間を捻り出して、「サステナ関連のニュースを探してリスト化し保存する」時間に充てましょう。できれば日本語だけでなく英語サイトもリサーチしましょう。英語の方が圧倒的に新しい情報が集まります。始めるとわかりますが、情報自体は山ほどあります。その中から自分が本当に興味があること、大切だと思う話題だけを選び、その理由を一言添えて記録することが大切です。情報の大海原の中で思考を整理することに役立ちます。

「WWDJAPAN」の場合、編集部に1日に数百件のリリースが届きます。サステナ担当の筆者は、そこに「サステナブル」などの複数の言葉でアソートをかけ、かつ面白いと思ったニュースをピックアップします。さらにブックマークしている国内外のニュースサイト、企業の公式サイトなどをパトロールし、毎日5、6のニュースを保存しています。それらをチームや、セミナー・ワークショップ「WWDJAPANサステナビリティ・コネクト」のメンバーに共有します。

クリッピングをしていると時流が見えてくるのはもちろん、自分が特に関心があるジャンルが自然と浮かび上がります。これが財産になります。「WWDJAPAN」のサステナチームは交代でこのクリッピングを行っているのですが、選ぶネタに個性が反映されて面白く、その集積が特集企画につながることもあります。

Tips2 新しいネットワークを築こう

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