ビューティ

高島屋新宿店化粧品売り場6〜8月度は売上高60%増 改装でメイクアップ強化

有料会員限定記事

高島屋新宿店は昨年9月に改装工事を開始。新規ブランド導入や全既存ブランドのリニューアルを進め、6月にフルモデルチェンジが完了した。改装で売り場面積は約200㎡増床し、店舗体験や接客環境が向上したこと、4月以降復調するインバウンド効果により、6〜8月の商況は売上高が前年同期比60%増と大きく伸長した。既存ブランドでも同40%増と好調に推移している。(この記事は「WWDBEAUTY」2023年9月25日号の記事の抜粋です)

改装効果で勢いに乗る高島屋新宿店をけん引したのは、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「シセイドウ(SHISEIDO)」を筆頭とする国産スキンケアブランドで、それぞれ前年同期比50〜100%増を記録した。川西恒久高島屋新宿店販売第1部化粧品ストアマーチャンダイザーは好調要因について「『クレ・ド・ポー ボーテ』は売り場面積が2倍以上になり入りやすさや接客スペースを確保できた。中国本土のお客さまの戻りが完全ではない中、台湾、香港、韓国のお客さまを中心に売り上げが伸びている」と説明する。インバウンド売り上げは同250%増。国内売り上げも同2ケタ増と伸びている。国産メイクアップブランドでは「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」が好調。外資ブランドでは、同じく売り場面積が倍増した「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のほか、「シャネル(CHANEL)」「ディオール(DIOR)」がけん引した。「マスク着用規制の緩和によりリップメイクの需要が回復。また、コロナ禍を経てフレグランス需要が拡大。若年層や男性の新客を取り込んでいる」。

この続きを読むには…
残り956⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。