ビジネス

残反のアップサイクル品、50ブランドと協業 三越伊勢丹「ピース de ミライ」開幕

三越伊勢丹は、衣料品の製造工程で出る残反(ざんたん)や廃棄予定の古着をファッションブランドやクリエイターと組んで商品化する「ピース de ミライ」の展示・販売を11日から始めた。主要会場である伊勢丹新宿本店では本館1階のポップアップスペース「ザ・ステージ」に商品を並べるほか、通りに面した11面のショーウインドーでも展示する。またファッションを学ぶ学生たちが残反から作った作品も紹介する。24日まで。

昨年春に廃棄予定の「リーバイス」のジーンズを材料にしてさまざまな商品を提案した「デニム de ミライ」に続くアップサイクルプロジェクトの第2弾。今回はデニムだけでなく、英テキスタイル「リバティ・ファブリックス」、デンマークのテキスタイルメーカー「クヴァドラ」、尾州産地(愛知県)の毛織物、フィンランドの「マリメッコ」から残反の提供を受け、バリエーション豊富な商品を展開する。前回同様、阪急阪神百貨店、岩田屋三越、エスティーカンパニー、ファッションコアミッドウエスト、佐藤繊維の店舗でも販売される。「アンリアレイジ」「3.1 フィリップ リム」「サルバム」「サンヨーコート」「タロウ ホリウチ」など50のブランドおよびクリエイターがアパレル、シューズ、バッグ、ぬいぐるみ、アートなど一点物のアップサイクル品を制作した。

初日の「ザ・ステージ」ではさまざまなアップサイクル商品を手に取る客でにぎわいを見せた。「ア プレッセ」と「エブリワン」のコラボレーションによるツイード生地のブルゾンには、開店前から100人前後が列を作った。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。