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「ダヴ」と「ナイキ」が指導者向けプログラムを共同開発 10代女性がスポーツを続けるために必要な“身体への自信”を学ぶ

ダヴ(DOVE)」と「ナイキ(NIKE)」は、10代女性が身体に自信を持てるようになるためのスポーツ指導者向けプログラム「ボディー・コンフィデント・スポーツ」を共同開発し、同プログラムの発表と認知向上のためのスポーツイベントを10月24日に開催した。イベントには、「ダヴ」のパートナーでプロテニス選手のビーナス・ウィリアムズ(Venus Williams)と、「ナイキ」のパートナーで体操選手のローリー・ヘルナンデス(Lauren Hernandez)が参加した。

「ボディー・コンフィデント・スポーツ」は、11~17 歳の女性に自己肯定感と身体への自信「ボディー・コンフィデンス」についての学びを提供する指導者向けのプログラム。自分の身体をより大切にかつ肯定的に捉えられるようにし、スポーツを続けられるようにすることを目的としている。自己学習型「ボディー・コンフィデント・コーチング」と対面式「ボディー・コンフィデント・アスリート」の2つの方式で展開する。自己学習型は指導者のみのオンライン実施。アスリートが身体に対する自己肯定感を高めるための知識やスキルを提供する。対面式は、アスリートも参加。「スポーツとボディートーク」「スポーツをとおして身体を理解しよう」「スポーツをするときの身体の声に耳を傾けよう」の3 セッションをコーチ主導で実施する。アスリートが身体に対する自己肯定感について学ぶことができる。

同プログラムについてウィリアムズ選手は、「スポーツの世界では、パフォーマンスや能力以外に外見に対する期待もプレッシャーになる。10代女性の自己肯定感が育まれるようなポジティブな環境を作り、外見から能力へ会話をシフトさせるために協力できることをうれしく思う。私たちのゴールは、スポーツの場をより包括的で、世界中の女性たちを歓迎するような空間にすることだ」。ヘルナンデス選手は、「コーチもアスリートも、全ての10代女性にスポーツの力を発見する機会を与えるような、包括的な空間と前向きな経験を作り出す責任がある。スポーツは自信を育み、彼女たちが生涯にわたってスポーツを楽しみ、体を動かすことができるようになる。サポートできることを誇りに思う」とコメントを寄せた。

2社の共同調査(2023)によると、10代女性の51%がボディーイメージを原因にスポーツをやめてしまっているという。そのうちの半数以上が、外見についての指摘を受けたり、偏見を持たれたりした経験があると回答した。一方で、スポーツの持つメリットを理解し、「スポーツを続けていればもっと自分の身体に自信が持てるようになった」という回答もあった。運動やスポーツの場は10代女性の自己肯定感に大きな影響を与えるということが分かっており、思春期の間に運動を続けた10代女性たちは、ボディー・コンフィデンスが高くなる傾向があるという。自己肯定感を重視するポジティブな環境を作るためには、監督や体育教師、運動指導者など、コーチのサポートが必要不可欠である。スポーツをする10代女性の半数以上がコーチからボディ・コンフィデンスについて話を聞きたいと考えているという調査結果を受け、今回のプログラム開発に至った。

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