関東最大「ヨドバシ」のビューティ売り場に10年　声掛けのプロ、水頭恵理さん

PROFILE: 水頭恵理／ヨドバシカメラマルチメディアAkiba 理美容・コスメ・医薬品チーム グループリーダー

PROFILE: （みずがしら・えり）大学卒業後、2013年にヨドバシカメラに新卒で入社し、「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」に配属。入社以来、ドライヤーや美容機器、化粧品の販売を続け、女性として数少ないグループリーダーに抜擢される。現在は理美容・コスメ・医薬品の売り場を担当 PHOTOS : YUKIE SUGANO

高価格帯のドライヤーや美顔器、脱毛器が性別を問わずに売れている。その販路として主力となるのが、百貨店やヘアサロンと並んで家電量販店だ。秋葉原駅に直結する「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba（以下、秋葉原店）」は、関東エリアのヨドバシカメラでトップの売り上げを誇り、美容家電売り場に力を入れる。近年伸びる男性の需要にも合わせ、これまでピンクを基調としていた売り場をグレーに変更し、広々とした鏡台で新商品を試すブースも設ける。そんな秋葉原店で、美容家電や化粧品の販売をリードするのが水頭恵理リーダーだ。（この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号から抜粋・加筆しています）

家電量販店で重要となる声掛け技術にも、10年で磨いた実力が現れる。新入社員時代には右も左もわからず、「当たって砕けろ」の精神で声を掛け、断られることも多かった。7割ほどだった成功率も現在は「9割」と語り、お客さまの動きや表情を見て、ベストなタイミングを探る力を養った。