ユナイテッドアローズの「ロク(ROKU)」は11月11日、東京・青山の「エイチ ビューティー&ユース」店舗と隣接する場所に旗艦店を移転オープンした。デビューから10年の節目に新たな土地で、「より成熟した女性に向けた、大人のカジュアルスタイルを提案していく」と吉田恵理子ブランドディレクター。
同ブランドは2013年にデビュー。トラディショナルなスタイル提案を得意とする「ユナイテッドアローズ」と、都会的なハイエンドカジュアルがコンセプトの「エイチ ビューティー&ユース」の橋渡し的役割を担い、マニッシュなテイストを軸としたスタイルのある大人な女性像の提案を貫いてきた。吉田ブランドディレクターは、「10年経った今、20代から60代の幅広い年齢層の、周りと被らない強いスタイルを持つ女性たちから支持をいただいている」と話す。
新店舗の売り場面積は、旧店舗の半分の広さに当たる約165平方メートル。「コンパクトになった分、お客さまへのアプローチもしやすくなるはず。コミュニケーションを密に取れるブティックのような店作り目指す」という。商品構成はこれまでと同様にオリジナル商品6割、仕入れ4割。ビンテージアイテムなども豊富にそろえ、大人の古着ミックススタイルも推していく。
「ロク」は青山店に加え、新宿店、名古屋店、大阪店を運営する。
■ロク アオヤマ
開業日:11月11日
営業時間:平日 12:00〜20:00/休日 11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山 3-14-17 B1階
「エイチ ビューティー&ユース」地下1階はギャラリースペース
また同日、「エイチ ビューティー&ユース」地下1階には新たなギャラリースペース「アマチュア(AMATEUR)」がオープンした。同店のオープン当初から店内アートのディレクションを手掛ける、馬喰町のギャラリー「パーセル(PARCEL)」ディレクターの佐藤拓が監修する。
初回は、絵画の加茂昂、彫刻家の丸山太郎、写真家のSystem of Cultureの3人による作品を展示販売する。会期は1月18日まで。今後は年に5回のペースで、さまざまなジャンルのアーティストの展覧会を開始予定だ。アートとファッションの双方の視点でキュレーションした新たなアートの発信拠点を目指す。