「ウールリッチ(WOOLRICH)」は、米メンズブランド「トッド スナイダー(TODD SNYDER)」創設者のトッド・スナイダーをクリエイティブ・ディレクターに迎え、新コレクション「ウールリッチ ブラック レーベル(WOOLRICH BLACK LABEL)」を立ち上げる。同コレクションは、2024年1月にフィレンツェで開催するメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」の「トッド スナイダー」のランウエイショーで一部を披露し、同年秋に発売する予定だ。「ウールリッチ」のクリエイティブ・ディレクターを長年担ってきたアンドレア・カネ(Andrea Cane)は、今後クリエイティブ・アドバイザーとしてスナイダーをサポートする。
「ウールリッチ ブラック レーベル」は、“ヘリテージ”“テクニカル”の2つのコレクションで構成する。“ヘリテージ”では「ウールリッチ」の象徴的なスタイルをラグジュアリーにアップデートさせ、“テクニカル”ではアウトドアにも対応する高い機能性と都会的な雰囲気を融合させるという。
スナイダーは「子供の頃から『ウールリッチ』を着ており、ファッション界でのさまざまな仕事で『ウールリッチ』の生地を使ってデザインすることを誇りに思ってきた。私の希望は同ブランドの次の時代を切り開き、その伝統を未来へと広げていくことだ」とコメントした。
スナイダーは、2000年代に「J.クルー(J.CREW)」のメンズヘッドデザイナーとして同ブランドのイメージを刷新し注目を集めると、2011-12年秋冬シーズンに自身の「トッド スナイダー」を立ち上げた。日本ではアングローバルと契約し、14年3月に国内販売を開始。東京・渋谷の明治通り沿いに旗艦店を出店し、15年には東京でランウエイショーも行った。16-17年秋冬シーズンをもってアングローバルは同ブランドの販売を終了。現在はアメリカンイーグルアウトフィッターズ傘下で、アメリカに15の直営店を有する。