ビューティ

ロクシタンが新CEOを任命 LVMHなどで上級管理職を歴任したローラン・マルトー氏

ロクシタングループ(L'OCCITANE GROUP)は、新たな最高経営責任者(CEO)にローラン・マルトー(Laurent Marteau)を任命した。マルトー氏は現在、グループのマネージング・ディレクターを務めており、4月1日付でCEOを兼任することになる。現任のアンドレ・J・ホフマン(Andre J. Hoffmann)CEOは退任する。マルトー新CEOは引き続き同グループのエグゼクティブ・ディレクターおよび取締役会のメンバーとして経営戦略や政策に取り組む。ロクシタングループはCEOとマネージング・ディレクターの職責を統合することについて「地理的にバランスの取れたマルチブランドグループへの変革を推進するもの」と説明している。

マルトー新CEOはビューティ業界で20年以上の経験を持つ。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)では15年にわたり上級管理職を歴任。2014年にはラ・プレリー グループ(LA PRAIRIE GROUP)にグローバル・トラベルリテールおよびスペシャル・チャネル担当副社長として入社し、同時に取締役に就任。その後、20年にヨーロッパ、アメリカ大陸、中東、アフリカ担当副社長に就任。22年にロクシタングループのマネージング・ディレクターに就任した。

レイノルド・ガイガー(Reinold Geiger)=ロクシタングループ会長は声明の中で、「グループの成長とともにわれわれも進化しなければならない。新CEOのローランはロクシタングループの起業家精神と、人と自然への深いコミットメントを体現する。グローバル市場に対する深い知識と包括的なリーダーシップにより、全ステークホルダーに価値を提供するマルチブランド、マルチカルチュラルグループをけん引する強力なCEOになるだろう」とコメント。現任のアンドレ・J・ホフマンCEOについては、「約30年来のビジネスパートナーであるアンドレのリーダーシップに感謝する。近年、彼は地理的な拡大を含む戦略的目標に向けてグループを導き、『エレミス(ELEMIS)』『ソル デ ジャネイロ(SOL DE JANEIRO)』『グロウン アルケミスト(GROWN ALCHEMIST)』などの買収と統合の成功に貢献してきた。引き続きエグゼクティブ・ディレクター、そして取締役会のメンバーとして重要な役割を担う」と述べた。

ホフマン現CEOは16年から副会長を務め、21年にCEOに就任していた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。