ビジネス

LVMH会長の三男、フレデリック・アルノーが時計部門CEOに就任 「ウブロ」「タグ・ホイヤー」「ゼニス」を統括

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON 以下、LVMH)は1月1日(現地時間)、フレデリック・アルノー(Frederic Arnault)を同社ウオッチ部門の最高経営責任者(CEO)に任命した。同職は新設されたもので、フレデリックCEOは「ウブロ(HUBLOT)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ゼニス(ZENITH)」の3ブランドを統括する。

フレデリックCEOはベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの三男で、2017年にタグ・ホイヤーに入社し、20年から同社CEOを務めていた。今回の昇進によって元ゼニスCEOのジュリアン・トルナーレ(Julien Tornare)が同職の後任に、直近までコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下の高級時計メーカーであるオフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)の最高商務責任者(CCO)だったブノワ・デ・クラーク(Benoit de Clerck)がゼニスCEOに着任する。ウブロでは引き続きリカルド・グアダルーペ(Ricardo Guadalupe)がCEOを務める。

ステファン・ビアンキ(Stephane Bianchi)=ウオッチ&ジュエリー部門CEOは、「フレデリックCEOを我々の部門に迎え入れられてとても嬉しい。彼独自の洞察力やビジョンによって3ブランドのさらなる成長を期待している」と話し、フレデリックCEOがタグ・ホイヤー在職期間中に高級ウォッチブランドとしての信頼を回復させたと付け加えた。LVMHは傘下ブランドごとの実績を公表していないものの、「タグ・ホイヤー」の売り上げが22年に約7億8000万ユーロ(約1227億円)に達し、20年から23年までの3年間でブランドが1.5倍に成長したとされている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。