1月7日にロサンゼルスで開催された「ゴールデン・グローブ賞」では9人のセレブリティーがシアー素材のドレスアップ姿を披露し、今年のトレンド素材として注目が集まる。
エマ・ストーン(Emma Stone)
映画「哀れなるものたち(Poor Things)」で映画部門の主演女優賞に輝いた彼女は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の花柄のガウンで登場。光り輝くバラで飾られたシースルーのドレスは、ハイレグのスリットと大きく開いたネックラインが特徴だ。ゴールドのストラップヒールを合わせた。
エミリー・ブラント(Emily Blunt)
映画「オッペンハイマー(Oppenheimer)」に出演し、助演女優賞にノミネートされたエミリーは、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXIANDER MCQUEEN)」の特注ドレスでレッドカーペッドへ。ゴールドの刺しゅうが施されたシアーなチュールドレスには、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のダイヤモンドをちりばめたネックレス、「ジミー・チュウ(JIMMY CHOO)」のシューズ、ゴールドのネイルで、細部まで煌めきを。
クリステン・ウィグ(Kristin Wiig)
プレゼンターとして登場したコメディアンのクリステンが着用したのは、「ジャンバティスタ・ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」のアンサンブル。フロントにシアー素材を採用したブラックのツーピースで、ショルダーストラップの近くにはリボンがあしらわれている。さらに「ティファニー」のパールのブレスレットとスタッドイヤリングをプラスし、センシュアルな印象を加速した。会場では同じくプレゼンターとして登場したウィル・フェレル(Will Ferrel)と共に、ユーモアあふれるダンスを披露し話題に。
フローレンス・ピュー(Florence Pugh)
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のシアーなレッドガウンをセレクトしたプレゼンターのフローレンス。胸元が大胆に開いたドレス全体には立体的なバラがあしらわれ、 “ジャン・シュランバーゼ”といった「ティファニー」のジュエリーでアクセントを。スタイリングはレベッカ・コービン・マレー(Rebecca Corbin-Murray)が担当した。
ライリー・キーオ(Riley Keough)
映画「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃(Daisy Jones & The Six)」に出演し、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で女優賞にノミネートされたライリー。「シャネル(CHANEL)」2023年春のオートクチュール・コレクションから、シアー素材を重ねたアンサンブルをチョイス。ストラップレスのドレスにゴールドの装飾が施されたショートドレスを重ね、リングやイヤリングなどのジュエリーも「シャネル」で統一。スタイリングを手がけたのはジェイミー・ミズラヒ(Jamie Mizrahi)。
ケイト・ベッキンセイル(Kate Beckinsale)
映画部門の作品賞にノミネートされた「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(Killers of the Flower Moon)」に出演したケイトは、全身シルバーで華々しくコーディネート。着用したのは「アトリエ・ズーラ(ATELIER ZUHLA)」のグリッターボディースーツに、透け感素材のスカートやフラワー装飾があしらわれたドレスだ。ブレスレットやリング、イヤリングは大ぶりのアイテムを選び、エレガントかつタフさを感じるスタイルに。
ハンター・シェイファー(Hunter Schafer)
女優のハンターは、ビバリーヒルズの夜風に「プラダ(PRADA)」のエアリーなガウンを靡かせ注目の的に。シースルー生地の下には白いスリップを着用し、ポインテッドトゥのヒールを合わせた。ドレスに合わせ、アイシャドウやチーク、リップもピンクに統一したトータルコーデ術にも注目。
ハンナ・ワディンガム(Hannah Waddingham)
ネットフリックスシリーズ「ザ・クラウン」に出演し、テレビ部門の助演女優賞にノミネートされたハンナは、ゴシック調のブラックドレスをセクシーに着こなした。「スザン ネヴィル(SUZANNE NEVILLE)」のロンドンのアトリエにて約10日間で特注制作されたこのドレスには、全体にレースがあしらわれ、コルセットのようなパネリングを採用。スタイリングはジェームス・ヤードリー(Jim Yardley)が担当した。
スカイ・ジャクソン(Skai Jackson)
アフターパーティでもシアー素材人気は続行。レッドカーペッドではメタリックドレスを着用したスカイだが、アフターパーティではシースルー素材の「ジョルジュ・チャクラ(GEORGES CHAKRA)」のドレスを纏った。全体に刺繍が施されたドラマティックなミディドレスには、カッティングとリボンがあしらわれた。ドレスに合わせたシルバーのスモーキーアイメイクが、一層クールな印象を際立てる。
米・ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトン・ホテルで開催された第81回「ゴールデン・グローブ賞」は、2023年の映画とテレビ界における最大の功績を讃えた。授賞式に先立ち、米「WWD」はジーニー・メイ(Jeannie Mai)と共同で、レッドカーペットでのセレブリティールックにスポットを当てた初のリアルタイム・レッドカーペット・デジタルショーを開催した。