ここで登場するのは、日本のモノ作りを携えて海外に挑戦するデザイナーやブランドたち。彼らは愚直なモノ作りだけでは、海外ブランドの牙城を崩せないことを自覚する。日本「以外」の美意識を吸収したり、異なるジャンルのクリエイションを掛け算したりして、他にない価値を追求する。そして海の向こうの人の心を揺さぶるべく、情熱とともにアイデンティティーを発信する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月15日号からの抜粋です)
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オニツカタイガー
表参道のフラッグシップショップが連日、多くの海外観光客でにぎわう「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」。日本製にこだわったシリーズ“NIPPON MADE”や、海外ランウエイへの挑戦など、スポーツシューズから進化したスニーカーの枠組みさえ超えた取り組みを続けている。グローバルのフットウエア開発とデザインをリードする国分大輔マネージャーは、「“スポーツに起源をもつファッションブランド”として、世界で唯一無二のポジションを目指してきた。その成果が表れてきている」と手応えを話す。
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