世界で戦うジャパンブランドを取材
ラグジュアリー史の第一人者インタビューも
ハイブランドのアパレル、ハンドバッグ、時計、ジュエリー、化粧品などのあらゆる「高級品」は欧米の独壇場です。世界でも有数のモノ作りの技術を有する日本が、欧米ブランドと肩を並べて戦える「ジャパン・ラグジュアリー」を生み出すためには、何が必要なのでしょうか。(この特集は「WWDJAPAN」2024年1月15日号からの抜粋です)
世界的ジュエラーのミキモトや、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」のブティックの内装に使われる西陣織の老舗・細尾に代表されるような、「ジャパン・ラグジュアリー」の原石となる技術や製品が日本にはまだ数多く眠っています。情緒的なストーリーや別のクリエイションと掛け合わせれば、より輝きを増すはず。日本ならではの価値を発揮し、欧州や北米の市場で手ごたえをつかむ「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」、Jビューティ3社の話を聞きました。
また、日本のラグジュアリー研究の第1人者である服飾史家・著作家の中野香織氏へのインタビューを実施。昨年12月、羽田空港に日本の伝統工芸品やファッション製品などを集めた売り場を作った羽田未来総合研究所の大西洋社長と、ラグジュアリービジネスのプロである三木均リシュモン ジャパン社長の対談も収録しています。さまざまな角度から「ジャパン・ラグジュアリー」の未来形を探りました。