ファッション

伊藤忠が幹部人事制度を刷新、経営幹部の女性登用拡大と若返り狙う

伊藤忠商事は1月18日、新たな人事制度と幹部人事を発表した。各部門のトップであるカンパニープレジデントやCxOなどの重要役職を除き、執行役員は任期は2年になり、任期終了後は全員退任する。新たな役職として上席理事を新設し、継続あるいは他の職務に就く場合のみ上席執行理事になる。また、カンパニープレジデントやCxO職などの重要役職は今後、上席執行理事やグループ会社に移籍した元執行役員の中から登用する。

繊維、あるいは繊維出身者関連では、繊維出身で現秘書部長の西口知邦執行役員(56)が上席執行理事に就任。新たな執行役員にレリアンやエドウインで社長を務め、現・第8カンパニープレジデントの小谷建夫(おだに・たつお)氏(59)や、2020年4月から東アジア繊維グループ長兼伊藤忠繊維貿易(中国)董事長を務めている三村剛(みむら・ごう)氏(56)が就任する。三村氏は、ファッションアパレル部門長に就任する。いずれも4月1日付。なお、現ファッション・アパレル部門長の中西英雄氏(66)の去就は現時点では非開示。

また、女性社員のみを対象とした執行役員の選考ルールを新設する。選任されると全社的な経営に関わる機会を付与する。4月1日付で新たに5人の女性執行役員を登用し、6人体制とし、執行役員の女性比率は16%、全役員に占める女性比率は21%に拡大する。

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