ポーラが2023年7月にスタートした新規事業の冷凍宅食惣菜「ビディッシュ(BIDISH)」は、フジテレビジョン(以下、フジテレビ)と協業し、フジテレビに所属する女性社員5人が考案した冷凍食品5品を2〜3月にかけて公式ECサイトで発売する。5品や7品などの好きな組み合わせを選べるセット販売で、価格は3780~1万584円。
第1弾の2月20日は、アナウンス室の椿原慶子の“お肉も魚介もスーパーフードも!具材たっぷり贅沢スンドゥブ”と、バラエティ制作部の齊藤未來の“ほうじ茶香るうまみたっぷりポークジンジャー”の2種を、第2弾の3月1日は、情報制作センターの奥山未季子の“生姜でほっこりごろっと7種具材のごちそう豚汁”と、アナウンス室の竹俣紅の“カレースパイス香る十六穀米入りコク旨チキン”の2種を、第3弾の3月11日は、IPプロデュース部の秋元優里の“トリュフ香る4種きのことチキンのバター仕立て”を発売する。
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秋元は、自身が開発したメニュー“トリュフ香る4種きのことチキンのバター仕立て”について、「日々、娘のご飯のメニューを考えるのに精一杯になってしまう。自分の食べたいご飯は後回しにして、いつも作る暇がない。この商品はそんな忙しい時でも低カロリーかつ手軽で、満足感のある一品だ。高級感のあるトリュフの香りが漂うので、心も満たされる。食感の違いが出る大豆とひよこ豆のどちらを採用するか、最後まで悩み抜いた」とコメントした。
なぜポーラとフジテレビは協業したのか
「ビディッシュ」は、“食を通じて美しさの可能性を広げ、人を豊かにする”ことをミッションに掲げたポーラの新市場企画プロジェクトから誕生した新規事業。電子レンジで温めるだけで簡単に調理可能な冷凍食品を取り扱う。ラインアップは惣菜10品とスープ9品で、価格は一食700円。販路は「ビディッシュ」公式ECサイトを中心に展開している。
大城敦ポーラ新市場企画プロジェクト プロジェクトリーダーは「ビディッシュ」を立ち上げた理由について「日々多忙な人たちにとって、食事から美しさを目指すことは簡単ではない。栄養バランスを考えずに好きな食事をしたり、疲れた時には手間のかからない食事を優先してしまったり……食事に対して、時々罪悪感や葛藤を感じてしまうこともあるのではないだろうか。そんな忙しい現代人の食事の課題を解決したいという思いから『ビディッシュ』は生まれた」と語る。また、フジテレビと協業した理由について「弊社だけでこの課題解決をするのは難しいと考え、共に価値を創出する仲間としてフジテレビに声を掛けた。この課題に大きく共感していただけたことで、コラボレーションが実現した」と述べた。
清水俊宏フジテレビ部長職プロデューサーは「フジテレビは、驚きや感動を創る会社。“利益を出すだけではなく、社会に良い影響を与える”ことを目指している。そんな中ポーラと出合い、“美の可能性を広げる”という姿勢に感銘を受けた。フジテレビとポーラで冷凍食品を発売するという驚きを共に提供できると確信した」と話す。ポーラとフジテレビの協業は冷凍食品の開発だけでなく、今後ほかのコンテンツのコラボレーションも前向きに検討している。
ポーラは29年に100周年を迎える。それにあたり、「We Care More.」のビジョンを掲げ、人を、社会を、そして地球をケアしていくために、美容と健康を推進する事業を今までのやり方にとらわれずに拡張していくことを目指す。