ファッション
特集 全国各地の名物セレクトショップ 第15回 / 全19回

イオンの客層にデザイナーズ? 常識にとらわれない老舗の哲学【岡山・インターナショナルリレーション】

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PROFILE: 与田卓士/インターナショナルリレーション社長(右)

与田卓士/インターナショナルリレーション社長(右)
PROFILE: (よだ・たくお)岡山県倉敷市出身。大学卒業後、服好きが高じて県内のセレクトショップ「ティーケーカンパニー」にオープニングスタッフとして就職し、12年間勤務した。同店を退職後は「お客さまや取引先さまと良好な関係を築く」という意味を込めて「インターナショナルリレーション」をスタート。直接会って話を聞くことに重きを置き、日々展示会をまわっている。現在は息子の与田雄人サブマネジャー(左)もバイイングに加わり、二人三脚で店舗を運営している

岡山/INTERNATIONAL RELATION

顧客や取引先とより良い関係を築く。そんな思いが名前に込められた「インターナショナルリレーション」。ファッション業界歴約40年の与田卓士社長が買い付けを担い、1階にはメンズウエア、2階にはウィメンズウエアとインポートブランドという構成になっている。「お客さまに楽しんでもらえるのが一番大切」と話す通り、「ダブレット(DOUBLET)」や「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「フェティコ(FETICO)」「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」など、名の知れた国内外のブランドをバランスよくそろえる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です)

路面店とイオン店で顧客の間口を広げる

倉敷市出身の与田社長は大学卒業後、かつて岡山市内にあったセレクトショップにオープニングスタッフとして入社した。「店が成長する姿を近くで見られたのがよかった」。12年にわたってノウハウを学んだ結果、自身の店を岡山駅周辺で始めようと決意する。1997年から「オランダ通り」商店街や地元の商業施設などでメンズウエア専用とウィメンズウエア専用、インポートブランド専用の3店舗を次々にオープン。幾度か移店・改装を繰り返しながら、2016年に全店舗を集約した現在の「インターナショナルリレーション」が出来上がった。現在は息子である与田雄人サブマネジャーも店舗経営に加わり、父のバイイングにも付き添い始めた。

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