PROFILE: 大森雅之/レックディレクター
広島/WONDER MOUNTAIN
「レストランの料理を家庭料理に落とし込み、その逆も行う」。そう自らの仕事を表すのは、「ワンダーマウンテン」の大森雅之オーナーだ。取り扱いはメンズウエアが中心で、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」のようなコレクションブランドから「カナダグース(CANADA GOOSE)」や「スノーピーク(SNOW PEAK)」などのアウトドアブランドまでさまざまで、価格帯も幅広い。一見ジャンルレスに思われるものの、店を貫くコンセプトは“理想的な日常”。「福山のような地方では、デザイン性や機能性が強すぎる洋服は『これを着てどこへ行けばいいのか?』となりかねない。それらを日常生活でも着られるような解釈で提案したい」。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です)
肩肘張らない等身大の店づくり
神奈川県の大学に通っていた学生時代、東京のアパレルショップをよく訪れた。「福山にはないブランドがたくさんあった。自分が店を作れば、地元の人にリアルタイムで最新の服を楽しんでもらえると思った」。セレクトショップ立ち上げに興味を抱いた当時を振り返りつつ、「今やりたいのは世間がA面から見るようなブランドのB面を発信すること」と話す。
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