PROFILE: 岡崎芳明/ルック社長
広島/LOOK
「ポーラ」や「オルビス」などの日本を代表するビューティブランドが、化粧品専門店の初出店場所に選んだ店舗が広島にある――。それが「ルック さんすて福山店」だ。597㎡の広大なスペースでドラバラコスメや百貨店ブランド、美容家電や香水が価格帯に関係なく並ぶほか、薬剤師を雇用してカラーコンタクトを扱い、毛穴ケアエステカウンターまで用意する。福山市に4店舗、兵庫県に3店舗を展開するルックの岡崎芳明社長は、「正直、化粧品店とも専門店ともくくれない。うちはお客さまをきれいにする“ビューティワンダーランド”だから」と語る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋に加筆・修正したものです)
「日本のビューティブランドを応援したい」
2023年6月で創業100周年を迎えた同社は一族経営。岡崎社長は4代目であり、幼いころから化粧品に囲まれた生活をしてきた。33歳にして父の下で社長代理を務め、以降は着々と店舗網を広げながら業績を伸ばしてきた。現在は福山市の大規模商業施設4つに出店しており、同市の人口数で見ると10代女性で3人に1人、20代で4人に1人の割合で、年に1度は「ルック」で買い物をしているという計算になるという。中でも、22年に全面改装して売り場面積を増やした「さんすて福山店」は一部化粧品メーカーから、最高クラスの売上高を誇る優良卸先として認定されている。1989年には、ビューティカウンターを設置しない完全セルフサービスの店舗、2002年には「漫画のような」豪華なバリ島風の店舗をオープン。世界観も併せて商業施設かいわいで評判となり、兵庫県の商業施設からオファーを受け、03年に県外進出を果たす。
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