東京・代官山の「カーブストア(CARV STORE)」は、2023年10月にオープンしたセレクトショップだ。店名にも採用した“CARV=曲線”をコンセプトに掲げ、国内外の個性派ブランドのアパレルを中心に、フレグランスやワインなども取り扱っている。中島サク=プレス兼ショップスタッフに、同店のコンセプトやこだわりについて聞いたほか、取扱アイテムを使ったコーディネートを紹介してもらった。
ショップ名に込めた思い
中島はショップ名の“カーブ”について、「フリーハンドで書いた曲線は、二度と同じものが書けない。このお店もそのような個性や、多様性を表現したショップにしていきたいという裏テーマがある」と教えてくれた。日本では取り扱いのないアイテムが多い分、スタッフは個々のブランドやアイテムに対する思いが強い。代官山を選んだ理由については「流行に左右されないカルチャーがあるから、私たちが提案したい空気感を大切にし、時代に流されないショップにしたかったのでこの場所を選んだ」と述べた。
ほかにはないブランドの数々
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「カーブストア」がセレクトしているブランドは、昨年10月にデビューした「ロネパーク(RONE PARC)」や、スタイリストの山本マナがビジュアルディレクションを務めたジュエリーブランド「ガルブ(GALBE)」、独創的なシルエットのシューズ「アンタイトル(UNTITLAB)」など、同店のみで取り扱うブランドを多数そろえる。また、アジア出身のデザイナーが手掛けるブランドが多いのも特徴だ。中国出身のデザイナーによる「アンナキキ(ANNAKIKI)」は、ショップのコンセプトに通じるカーブのシルエットのドレスや、店内で最も高価なコレクションピースが並び、ひときわ目を引いた。
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さらに、サングラスやアクセサリーなどの小物や、ギフトにも適したフレグランス、ワインなど、幅広い商品をラインアップする。ウィメンズアイテムに加えて、ユニセックス提案のブランドも多数揃えているため、男性客の来店も多いという。
“曲線”を感じられるインテリア
ショップコンセプトの“カーブ”は、オリジナルで製作した店内什器やインテリアでも表現している。シューズを設置する什器はクッション性のある素材で、硬質な見た目に対して触るとやわらかいというギャップがユニークだ。ラックのカーブも、職人の手作業で一つ一つ作っているという。
おすすめのコーディネート
LOOK1
プレスの中島はブラックのアイテムが中心で、差し色を入れることが多いという。おすすめのコーディネートは、「ワンポイントでピンクを入れた。チュールのジャケットやスパンコールのスカートを合わせて、パーティ仕様にしたかった」。
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TOPS:「ドリーム シスター ジェーン(DREAM SISTER JANE)」
DRESS:「アンナキキ(ANNAKIKI)」
NECKLACE:「ガルブ(GALBE)」
SHOES:「アンタイトル(UNTITLAB)」※現在完売
LOOK2
プレスにスタイリングしてもらったデジタルエディター須藤朱音のコーディネート。「『アンナキキ』のスカートをメインに、黒で統一感を出したスタイリングにまとめた」。(中島サクラ)
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TOPS:「オペラスポーツ(OPERA SPORT)」
BUSTIER& SKIRT :「アンナキキ(ANNAKIKI)」
BAG:「パべパべ(PABEPABE)」
NECKLACE:「ガルブ(GALBE)」
SHOES:「アンナキキ(ANNAKIKI)」
LOOK3
ソーシャルエディターの津田一馬は、お気に入りアイテムを自らスタイリングした。
「民族衣装をイメージし、動きのあるコーディネートにしたかった。私物のパンツに『ロネパーク』のスカートを合わせ、カーブが感じられるデザインのジャケットを選んだ」。
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JACKET:「レジェ(LEJE)」※現在完売
SKIRT:「ロネパーク(RONE PARC)」※現在完売
NECKLACE & EYEWEAR:「フーマアイウェア(HUMA EYEWEAR)」※現在完売
BAG:「オペラスポーツ(OPERA SPORT)」※現在完売
PANTS:※私物
SHOES:※私物
■CARV STORE
住所:東京都渋谷区猿楽町10-8
営業日:第2、第4土、日、月
時間:12:00~19:00
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