ポーラは7月1日、パーソナライズブランド「アペックス(APEX)」のスキンケアを5年ぶりにリニューアルする。2070万件(23年12月末時点)の肌分析データとタンパク質の分解機能に対する新知見を加え、日々変わる肌状態に合わせた“365日個肌対応”の商品(6品・75種、9900円〜1万8700円))に生まれ変わる。
「アペックス」は一人一人の肌や細胞にも個性があるという考えの下、個肌対応コスメとして1989年に誕生。以降、肌分析データを駆使し7回リニューアルを重ねてきた。8代目となる今回は、「日々是好日」をコンセプトに細胞の日々の変化に応じてその日の状態を最適に仕上げるスキンケアに進化する。
新「アペックス」は肌分析の進化、パーソナライズ処方の進化、過去2年分の肌分析結果を記録するオリジナルアプリで使用者をサポートする。肌分析は、動画分析“モーションスキャンテクノロジー”を採用し、肌三層(表皮、真皮、皮下組織)の細胞の働きを推測し、今の肌状態のみならず将来の肌変化も推測可能となった。また肌カメラ分析では、これまでの毛穴やシミ、くすみといった項目に加え、キメの流れ分析を追加し、目視ではとらえきれないシワの兆しを分析する。
肌分析に基づき、洗い上がりや肌なじみ、テクスチャ―、肌を守る保湿膜の種類、成分設計にバリエーションをもたせたクレンジングや洗顔料、フルイド、エマルションなど6品、75種のアイテムをそろえる。前回の862万通りから688万通りと減ったものの、1品あたりの機能が向上しカバーできる範囲が広くなり最適な1品が導き出される。商品には、細胞内の2大タンパク質分解機能のプロテアソームとオートファジーに着目。日常的に肌への影響をメンテナンスするプロテアソームを活性化する新オリジナル成分「プロエーピーエキス」を配合した。「肌の個性を見極め、一人一人の日々の変化にも対応できる化粧品が実現した。肌が変化する体験価値を提供していく」(御後章ポーラ取締役執行役員)とコメントした。
また、今回のリニューアルを機に、肌分析と連動したエステ(60分1万1550円〜)も同日スタートする。キメの整った肌に導く“ブライトモイストケア”、過剰な皮脂や汚れを落とし滑らかな肌をかなえる“スキンスムースケア”、揺らぎ肌を保護し潤いのある肌を実現する“モイストバリアケア”の3つのメニューを扱う。