資生堂が、新たなベースメイクカテゴリーとして"ファンデ美容液"を提唱する。美容液による本格的なスキンケア効果と美しい仕上がりを追求したもので、「シセイドウ(SHISEIDO)」と「マキアージュ(MAQUILLAGE)」のファンデーションを発信強化する。4月2日に都内で行われた発表会にはアンバサダーに起用した俳優の河合優実も登場。キーメッセージに「彩る美容液、という奇跡。」を掲げ、今後は河合が登場するテレビCMをはじめとした各種広告で訴求していく。
これまで言われていた"美容液ファンデーション"はファンデーションに美容液成分を加えるものが大半だが、"ファンデ美容液"は美容液の中にファンデーション成分を閉じ込める発想だ。既存商品の中から「シセイドウ」"エッセンス スキングロウ ファンデーション"[SPF30・PA+++](全12色、各30mL、各7590円)と、「マキアージュ」の"ドラマティックエッセンスリキッド"[SPF50・PA++++](全5色、各25mL、各3520円)を同カテゴリーの第1弾商品に据えた。
北原規稚子 資生堂ジャパン マーケティングリレーション本部 本部長は、「ファンデーションに美容液効果を期待するユーザーが増加し、美容液発想のファンデーション市場が活性化している。このことから消費者のさらなるニーズに応えるため、メイクとスキンケアの境界を越える新カテゴリー"ファンデ美容液"を開発した」とコメント。
実際に「シセイドウ」の"エッセンス スキングロウ ファンデーション"は昨年の発売直後からSNS上で大きな話題になり、同商品がけん引する形でブランドのベースメイク売り上げは同期間比で3倍増になった。そのことからも、同社は "ファンデ美容液"のニーズの高さと手応えを確信している。
アンバサダーに就任した河合も「『シセイドウ』の"エッセンス スキングロウ ファンデーション"は、SNSで話題になっていた商品だったのでずっと気になっていました。オファーの話をマネージャーから聞いた時はすごく嬉しかった」と喜びを語った。実際にファンデーションを試した河合は、「スキンケアアイテムみたいにみずみずしい軽いテクスチャーで、塗っていてとても気持ちが良い。メイクを落とした後の肌も調子が良く、負担を感じない」と評価し、「皆さんにもこの技術の凄さ、良さを実感してほしい」とアピールした。