伊メンズブランド「ラルディーニ(LARDINI)」は、東京・南青山に新たな旗艦店をオープンした。場所はウールリッチ 青山店の跡地で、日本では9店舗目の直営店だ。1、2階の2フロア構成で、売り場面積は107平方メートル。店内には最新コレクションからスポーティーなテーラリングウエアライン“トウキョウ(TOKYO)”、シューズまでをフルラインアップする。初年度の年間売上目標は2億5千万円。
内装は、既存店のクラシックな雰囲気とは異なり、コンクリートの床と壁やアイアン製の什器、大理石を生かしたミニマルなムードが特徴だ。ショップ全体で浮遊感を演出するため、1階の構造物は天井から吊り下げ、2階は全てを地面に固定し、フロア間を貫く円柱が外から差し込む光を分岐する。クリーンなディスプレーがコレクションを引き立てる内装だ。
青山への出店や内装をがらりと変えた理由は、「ラルディーニ」が目指す方向性が関係している。同ブランドは2023-24年秋冬シーズンから“クラシコイタリア起点のファクトリーブランド”という旧来イメージからの脱却を図っており、価格帯も含めて、さらにラグジュアリーで都会的なトータルブランドへとシフトしている。青山エリアは、創業家のアンドレア・ラルディーニ(Andrea Lardini)CEOとルイジ・ラルディーニ(Luigi Lardini)副社長兼クリエイティブ・ディレクターにとって、新たなイメージの発信に最も適した場所だったという。
■ラルディーニ 青山店
住所:東京都港区南青山5-2-12
営業時間:11:00~20:00