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キム・ヒョナが2年ぶりのカムバック 届かなかった“頂き”を目指した新EP「アティチュード」

ワンダーガールズと4ミニッツの元メンバーであり、K-POPアーティストのキム・ヒョナが5月2日にEPアルバム「アティチュード(Attitude)」をリリースし、約2年ぶりのカムバックを果たした。リリースに先駆け、「WWD KOREA」はヒョナにインタビュー。「アティチュード」の制作過程や、目指した新たな音楽性について聞いた。

「アティチュード」は
手が届かないと思っていた
音楽に到達した証

WWD KOREA(以下、WWD):長い間、取り組んできたEPアルバム「アティチュード」がリリースされました。制作の裏話を聞かせてください

キム・ヒョナ(以下、ヒョナ):これまでの楽曲ではパフォーマンスに重点を置いてきましたが、今回はヴォーカルに大きくシフトしました。この試みは挑戦的で、「私にできるだろうか」という思いでいっぱいでした。困難で厳しい道のりでしたが、満足のいくアルバムにつながりました。

WWD:常に新しいことにチャレンジされていますが、今回のアルバムでの挑戦は何ですか?

ヒョナ:自分探しの旅が今回の挑戦でした。自分の限界に立ち向かい、それを超えていくこと。私は自分のボーカルについて多くの不安を抱えていましたし、自分の可能性を制限していたことにも気づきました。「アティチュード」は、自分には手が届かないと思っていた音楽に到達した証です。トレーニングは大変でしたが、成長に年齢は関係ないという貴重な教訓になりました。

やったことを繰り返したいとは思わない
常に新しいものを求めていく

WWD:これまでとはまったく違う“ヒョナ”になるのでしょうか?

ヒョナ:ひとつ確かなのは、これまで見せたことのない私の一面を見ることができるということです。今回のアルバムのユニークでエキサイティングなポイントだと思います。

WWD:今回のアルバムも“ヒョナ”のコンセプトとスタイルが色濃く反映されていますか?

ヒョナ:それならがっかりするかもしれません。音楽だけで判断されたいという思いがあったから、今回はシンプルでクールなアルバムを目指したので。だから、音の要素を足すことよりも削ることに集中しました。

WWD:どのようなきっかけでそのようなアプローチを取られたのか気になります

ヒョナ:プロデューサーやディレクターの意見をより重視し、プロに従うことを目指しました。以前は自分が表現したいことに集中していましたが、今回は彼らが表現したいメッセージを“ヒョナ”というアーティストを通して伝えようとしました。共同制作のプロセスが喜びの源になるようにしたかったのです。

WWD:マス・アピールにも取り組まなければならないのでは?

ヒョナ:マス・アピールとは何なのか、私もまだ理解しようとしている途中です。エンターテインメント業界の定義が曖昧になればなるほど、私の中でも不確かになっています。なので、いつも理解につながる助けを探しています。
一方で、「楽曲が万人に歌われるアーティストになる」という考えは、あまりないですね(笑)。前にやったことを繰り返したいとは思わない。常に新しいものを求めていくつもりです。

ハイキングへの挑戦と久々のバンコク訪問

WWD:最近、取り巻く環境が変化している中で、癒しがますます重要になってきているのではないですか?

ヒョナ:陳腐に聞こえるかもしれないですが、私にとっては働くことが一番の癒しです。あ!最近は別の癒しも見つけました。ハイキングです。優れなかった体調が良くなってきたこともあり、ハイキングに挑戦する気持ちに火がつきました。この山に登りきれば、レコーディングもきっと完走し届かなかった音楽に到達できる。そんな野望が湧いてきたのです。登りはきつかったですが、頂上に着いた時には達成感と新たなチャレンジ精神に満たされました。アチャサン(峨嵯山)に登ったのですが、今度は北漢山に挑戦したいですね。そんなわけで、最近は登山靴を物色中です。

WWD:久々のバンコク訪問。旅先で必ずすることはありますか?

ヒョナ:市場やスーパーマーケットもチェックは欠かせないです。バンコクに行くのは久しぶりですが、マーケットに行くとTシャツが4000ウォンくらいで売っています。ビンテージのTシャツを見つけるのが楽しいので、旅行のたびに訪れるようにしています。また、屋台で果物や串焼きを買って食べるのも大好きです。

惜しみない努力で
ステージに立ち続けたい

WWD:あなたはよく「生まれつきの才能だ」と言われますよね。これについてはどう思いますか?

ヒョナ:そう言ってもらえることには感謝しています。私自身はそう思っていないので(笑)。そのことを常に自覚しているし、だから陰で努力もしてきました。

WWD:自己満足を望む部分もあるのでは?

ヒョナ:その願望と共存しながらステージに立ち続けたいと思っています。パフォーマンスする機会を得るには、惜しみない努力しかありません。チャンスをつかむのは簡単ではないからこそ努力が不可欠なのです。

WWD:疲れを感じたり、圧倒されたりする瞬間はありますか?

ヒョナ:そんなときには私なりの休息方法があって、3日ほど完全に自宅にこもります。仕事をしていないと不安になってきますが、遅れをとるという選択肢は毛頭ありません。

WWD:家によくこもる人“ホームボディ”はインテリアにはこだわりがありますよね

ヒョナ:ビンテージ家具やアンティーク家具に深い愛情を持っています。その気持ちを表現するために、裁縫をすることもあります。最初は母からかぎ針編みを習ったのですが、ジーンズを再利用してバッグを作ったり、しまいにはカーテンを作ったりするほどになりました(笑)。今は家具のデザインに夢中です。ユニークな家具を作りたいなと思っています。

WWD:以前、ご自身のことを複雑な性格の持ち主だとおっしゃっていました。あれから約1年が経ちましたが、今のお気持ちはいかがですか?

ヒョナ:1年前よりもシンプルになり、安定したと思います。十分な休養を取ったことと、いい人たちに囲まれているおかげです。昔からのスタッフは、私がリラックスして見えると言ってくれし、よく眠れるようにもなりました。

WWD:ヒョナのカムバックを待つファンや読者に一言お願いします

ヒョナ:最近はあまり活動できていませんが、これからも更新していくつもりです。私にできることは音楽だけなので。
健康を大切にしつつ、素敵な音楽を携えて皆さんにお会いしたいです。そしてステージでは常に頑張りたいと思います。皆さんの健康を祈っています!

CONTRIBUTING DIRECTOR:HANNA CHOI
PHOTO:KYUNGYOON RYU
HAIR:HYOJEONG SHIN
MAKE-UP:MINAH PARK
STYLING:SUL JUNG, MINGYOUNG OCK(SSUL STYLE)
LOCATION:AAC(ALL ABOUT CONTENTS), CONRAD BANGKOK HOTEL

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