アルビオンはこのほど、2014年12月31日をもって、同社がコスメの製造・販売のライセンスを締結しているソニア リキエル社と、契約を終了することを発表した。これにより、15年3月31日までに順次、「ソニア リキエル ボーテ(SONIA RYKIEL BEAUTE)」の販売コーナーをクローズする。
「ソニア リキエル ボーテ」は1987年、デザイナーのソニア・リキエルが手掛ける洗練された世界観とセンスを表現した化粧品ブランド「ソニア リキエル ナイト アンド デイ」としてデビュー。現在、国内の百貨店で24店舗、海外ではシンガポールで3店舗を展開している。洗顔後すぐに使う美容液「イドラ プルミエール」や、みずみずしいジェルファンデーション「エクラタン デボルダン」などが人気を呼んでいた。
ある百貨店関係者は「ソニア リキエル社の経営母体が変わったことで、このままビジネスを続けるのが難しいと判断したようだ。最近は新製品が少なかったため苦戦が続いていたが、スキンケアにもメイクにも、アルビオンの高い開発力に裏打ちされたスター製品があっただけに残念だ」と話している。