いろいろあるけど“パヒ”だけは覚えよう
文頭の“L’”は定冠詞、英語でいうとTHE。本来、男性名詞にはLe(ル)、女性名詞にはLa(ラ)が付くが、直後に母音があるためL'となる。また、Eにアクセント符号のアクサン・テギュが付くため、本来“ウ”と発音するEが“エ”となる。
……と言語学的な方向に進んでしまうとどんどん頭が痛くなってくるので、旅行であれビジネスであれ日本人のほぼ全員が訪れ、何かしらのケースで発音したり聞いたりするであろうパリは(“難音”Rがあるため)“パヒ”になると覚えよう!
つまり、カタカナ表記するなら“ロヘアル パヒ”。
連載「HOW TO SAY?」とは?
連載「HOW TO SAY?」は、ブランドの母国語をあらためて(特に発音とリスニングについて)勉強してみよう!というもの。まずは、多くのブランドが生まれ、業界を今なおグイグイけん引するフランスの母国語フランス語にフォーカスする。ブランドに関わる人はもちろん、出張や旅行の際にも役立つかもしれない。