台湾に海外直営店1号店をオープンすると発表していたユナイテッドアローズだが、このほど、出店するのが主力事業「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」(以下、UA)であり、10月に台北市大安区にオープンすることを正式に発表した。
「UA」のもつ世界観を最大限に表現すべく、路面店で出店。売り場面積は67.5坪。店舗内装は、鴨志田康人クリエイティブ・ディレクターが監修し、"モダンクラッシック"をコンセプトに、高級感溢れる中にも賑わい感を演出し、UA独自の世界観を空間全体で表現するという。商品はメンズ、ウィメンズともに、国内外からセレクトしたブランドと豊富なオリジナル企画商品のウェアから服飾雑貨、生活雑貨までフルラインナップ。多彩なブランドやテイストをミックス編集した、独自のトータルスタイリングを提案し、ファッションを通じて選ぶ楽しさや装う喜びを提供する。UAは「台北市大安区は台湾の金融・経済の中心地で、オフィスと商業ビルが立ち並ぶ東京でいう丸の内・銀座のような商業エリア。台北市大安区および周辺で働くビジネス層を始め、ファッション感度が高く、豊かなライフスタイルを志向する大人の男女に向けて、日本同様の『ヒト(接客・サービス)・モノ(商)・ウツワ(店舗空間)』を揃え、UAならではの豊かで文化的なライフスタイルを提案したい」とコメント。
さらに、台湾マーケットについて、「台湾は近年の輸入緩和で各国のSPA企業が参入し、ファッション市場が成熟している。日本への関心も高い ため、多くの日本のアパレル企業も進出しているが、当社が展開するようなセレクト業態はほとんど見られない。2011年台北のセレクトショップ『WISTORE(ウィストア)』で実施した『BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』(以下、BY)のテスト販売では好感触を得ており、インバウンドでの台湾のお客さまも増加している。このような理由から、台湾でのポテンシャルとマーケット創造の余地があると判断し、出店を決定した」という。
まずは、UAとBYを先行して出店し、後発で「UNITED ARROWS green label relaxing(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング)」(以下、GLR)の出店を重ね、2022年でUA、BY、GLRの3事業で10店舗程度の出店を計画する。