PROFILE: (左)桑村真波/NARSコンプレックス/スキンケア新商品企画開発部ヴァイスプレジデント (右)山中美樹/資生堂ジャパン ナーズ ブランドマネージャー
![(左)桑村真波/NARSコンプレックス/スキンケア新商品企画開発部ヴァイスプレジデント<br />
(右)山中美樹/資生堂ジャパン ナーズ ブランドマネージャー](https://media.wwdjapan.com/wp-content/uploads/2024/06/27184322/L_240530WWD_020-1024x683.jpg)
資生堂のブランドポートフォリオの中で、全ての地域でグローバル最重点育成ブランドとして定められている「ナーズ(NARS)」の躍進が止まらない。2021年から3期連続で2ケタ成長を達成し、23年度は「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BAAUTE)」に次ぐ、売上高1000億円を突破した3つ目のブランドとなった。
継続して好調を支えるのは、“リフ粉”の愛称で親しまれている“ライトリフレクティングセッティングパウダー”を筆頭に、話題性を兼ね備えた商品力の高いラインアップと、創業当時からブレない“哲学”にある。そこで、「ナーズ」の国内市場を管轄する資生堂ジャパンの山中美樹ナーズ ジャパン ブランドマネージャーと、創設者でありクリエイティブディレクターのフランソワ・ナーズ(Francois Nars)のもとで商品開発を手がける桑村真波 NARSコンプレックス/スキンケア新商品企画開発部ヴァイスプレジデントに、ブランド誕生30周年を迎える「ナーズ」の好調理由とモノ作りの考え方を聞いた。
WWD:グローバル全体で好調であるが、日本事業の商況は。
山中美樹ナーズ ジャパン ブランドマネージャー(以下、山中):国内も好調に推移する。23年度は、パウダーカテゴリーの売り上げが前年の1.5倍と成長し、全体をけん引した。ブランドを象徴する“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”が根強い支持を集めているほか、昨年数量限定で発売したマーブルタイプの限定カラー“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー”もヒットした。
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