「フリークスストア(FREAK'S STORE)」などを手掛けるデイトナ・インターナショナルはこのほど、静岡市と包括連携協定を締結した。静岡市の魅力を県内外に発信し、地域の活性化を目指す。
取り組みの第1弾として、静岡県静岡市の中山間地域にある奥静岡のPR動画を製作し、静岡市公式サイトと「フリークス ストア」公式インスタグラムで公開した。同社の社員が出演し、棚田や茶畑といった美しい景観や食などの魅力を伝える内容。そのほか、静岡市産わさびの認知度向上のため、6月に開催されるわさびをテーマにしたイベントに合わせてオリジナルのノベルティなどを企画した。
静岡市の難波喬司市長は「本連携により、新たな視点での情報発信について、静岡市にとって大きな力になっていただけると考えている。若者をはじめとした幅広い世代が静岡市の特産品や観光資源などを楽しみ、商店街をわくわくしながら訪れる街づくりをともに目指していきたい」とコメントした。今後は、農業や観光、市政、中心市街地の活性化にまつわることを中心に総合的に連携を図る。
デイトナ・インターナショナルは、SDGsの取り組みの一環として地方活性化に力を入れる。静岡県内では2023年から食利用ができずに廃棄されていた未利用魚を用いたパスタソースの開発や、未利用資源への啓発活動などを行ってきたほか、地元の「わさびフェス」などにも参加し、オフィシャルグッズを手掛ける。
また茨城では地元企業と協業でふるさと納税返礼品をプロデュースしたり、長野では耕作放棄地の活用を目的としたイベント企画などを行ったりといった実績がある。