レアメタルなどの資源からコンビニまで、幅広い商材や事業を展開する総合商社に対して、繊維商社は繊維・ファッションに特化してきた。綿花や合繊素材といった川上から、テキスタイル、ブランドビジネスまで繊維・ファッションを軸に、日本のファッション産業と深く結びついている。来年で20年目を迎えるオーガニックコットン素材「オーガビッツ(ORGABITS)」を展開する豊島を筆頭に、サステナビリティにもいち早く取り組んできた。繊維商社の知っておくべきキーワードやトピックスを一挙に紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月1日号からの抜粋です)
住友商事子会社を買収した蝶理が
オシャレにバージョンアップ
蝶理のアパレルOEMを手掛けるアパレル部が好調だ。同社は2020年に買収した住友商事子会社のスミテックスインターナショナル(買収後に社名変更し、現STX)との連携や、素材開発の強みなどを生かした商品開発が奏功している。このほど東京で2025年春夏シーズン向けの展示会を実施した。アパレル部の前川達哉部長は「展示会では、ディレクターにセレクトショップ経験者を起用して、より提案力を高めた」という。
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