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特集 繊維商社の「働き方改革」 第5回 / 全9回

繊維商社の課長の働き方 ヤギ 辻遥

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PROFILE: 辻遥/ヤギ アパレル本部 第四事業部 429課 課長

辻遥/ヤギ アパレル本部 第四事業部 429課 課長
PROFILE: (つじ・はるか)1985年6月11日生まれ、長野県出身。関西外国語大学を卒業後、2008年にヤギに入社。インナー、量販担当などを経て、22年から現職。現在でも最年少課長の一人。趣味はサウナで、週末に早朝サウナに通っている

商社において、「課長」はかなりの権限を持つ。一つの課で15億〜30億円以上の売り上げがあり、売り上げ予算の策定と執行の責任はもちろん、それを実現するための経費の決裁権やスタッフ(企画や生産管理)のキャスティング、チーム全体の管理まで、その役割はもはや中小企業の社長であり、そうした小さな会社(課)の集合体が商社とも言い換えられるのだ。繊維・ファッション産業を象徴するミクロコスモス、5人の「課長」の仕事に迫った。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月1日号からの抜粋です)

ヤギの最年少課長、別名「狩人」
常に新しい人・モノ・ネタを探しさすらう

ヤギの辻遥課長が率いる429課は、東京の大手アパレル&小売企業へのOEM・ODM供給が主な役割だ。商品の多くはウィメンズのボリュームゾーンで、最も競争の激しいカテゴリーの一つ。「競合には有力商社のキーパーソンがひしめく。一瞬たりとも気が抜けない」。課のメンバーは辻課長を含めた営業4人を筆頭に、企画・パタンナー、生産管理、経理など総勢13人。年間数十万枚のアイテムを供給している。

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