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特集 繊維商社の「働き方改革」 第6回 / 全9回

繊維商社の課長の働き方 スタイレム瀧定大阪 小川良太

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PROFILE: 小川良太/スタイレム瀧定大阪 テキスタイル1部 83課 課長

小川良太/スタイレム瀧定大阪 テキスタイル1部 83課 課長
PROFILE: (おがわ・りょうた)1981年12月16日大阪府生まれ。関西大学法学部卒業後、2004年に入社。18〜21年83課課長、23年2月から再び現職。趣味は出張の移動時間の読書。ジャンルを問わず読むが、一番好きなのは人間心理を深く描写した夏目漱石の「こころ」

商社において、「課長」はかなりの権限を持つ。一つの課で15億〜30億円以上の売り上げがあり、売り上げ予算の策定と執行の責任はもちろん、それを実現するための経費の決裁権やスタッフ(企画や生産管理)のキャスティング、チーム全体の管理まで、その役割はもはや中小企業の社長であり、そうした小さな会社(課)の集合体が商社とも言い換えられるのだ。繊維・ファッション産業を象徴するミクロコスモス、5人の「課長」の仕事に迫った。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月1日号からの抜粋です)

仕事には「熱さ」が必要
チームプレーで結果を出し続ける

百貨店アパレルやセレクトショップなどのハイエンドブランドに、主に国内生産の生地を供給する。この分野を入社以来20年にわたって担当してきたスペシャリストだ。「僕たちの仕事はまずお客さん(アパレル企業)ありき。何を求めているか、普段から密接にコミュニケーションを取り、口に出さないニーズまでくみ取るようにしてきた」と話す。

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