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特集 繊維商社の「働き方改革」 第7回 / 全9回

繊維商社の課長の働き方 タキヒヨー 平田圭

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PROFILE: 平田圭/タキヒヨー ガーメントグループ トップスチームA 111課 チーフ

平田圭/タキヒヨー ガーメントグループ トップスチームA 111課 チーフ
PROFILE: (ひらた・けい)1979年1月23日生まれ、北海道出身。2002年にタキヒヨー入社。11年から現職

商社において、「課長」はかなりの権限を持つ。一つの課で15億〜30億円以上の売り上げがあり、売り上げ予算の策定と執行の責任はもちろん、それを実現するための経費の決裁権やスタッフ(企画や生産管理)のキャスティング、チーム全体の管理まで、その役割はもはや中小企業の社長であり、そうした小さな会社(課)の集合体が商社とも言い換えられるのだ。繊維・ファッション産業を象徴するミクロコスモス、5人の「課長」の仕事に迫った。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月1日号からの抜粋です)

個人商店に規律とツールを導入
激戦地を勝ち抜く「最強の平田軍団」

平田圭チーフが率いる111課は、専門店チェーンへの卸や大手GMSの衣料品平場などに、カットソーを中心に卸している。課員は営業6人を含め、総勢15人。年間、数百万枚を取り扱っている。「毎年・毎シーズン、販売するアイテムが変わり、トレンドによって売れ筋もガラリと変わる。仮に前年に数百万枚の販売実績があっても、翌年はゼロになる可能性すら常にある」。まさに常在戦場。だが、平田チーフはこの10年で、かつて個人商店と言われ、属人的だったビジネススタイルに規律とツールを持ち込み、コンスタントに高い勝率をあげられる集団へと変えた。

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