ビューティ
特集 2023年版 世界のビューティ企業TOP100 第2回 / 全4回

ロレアルが売上高6兆円の大台に 資生堂は3ランクダウン:1〜10位

無料で読める

ロレアルが売上高6兆円の大台に 資生堂は3ランクダウン:1〜10位

米「WWD」が発行する「BEAUTY INC」は毎年、世界のビューティ企業の1〜12月の売上高(推定含む)を基に「世界のビューティ企業ランキングTOP100」を発表している。「WWDJAPAN」2024年7月22日号付録「WWDBEAUTY」では、2023年版のランキングと各企業の動向をまとめた。ここでは上位10社を紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月22日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

1位(→1位)
ロレアル(L'OREAL)

クリシー(フランス)

売上高 411億8000万ユーロ
(約6兆3005億円)
前年比
+7.6%

ブランドリスト

ロレアル コンシューマー・プロダクツ事業本部:ロレアル パリ、ガルニエ、メイベリン ニューヨーク、ニックスプロフェッショナル メイクアップ、3CE スタイルナンダ、エッシー、ミクサ
ロレアル リュクス事業本部:ランコム、イヴ・サンローラン、アルマーニ ビューティ、キールズ、ヘレナ ルビンスタイン、ビオテルム、シュウ ウエムラ、イット コスメティックス、ラルフ ローレン、アーバン ディケイ、ミュグレー、ヴァレンティノ ビューティ、ヴィクター&ロルフ、メゾン マルジェラ、アザロ、タカミ、プラダ ビューティ、ディーゼル、カリタ、イソップ
ロレアル プロフェッショナル プロダクツ事業本部:ロレアル プロフェッショナル、レドケン、ケラスターゼ、マトリックス、ピュオロジー
ロレアル ダーマトロジカル ビューティ事業本部:ラ ロッシュ ポゼ、ヴィシー、スキンシューティカルズ、セラヴィ、スキンベターサイエンスなど

3年連続プラス成長 
初の売上高6兆円を突破

世界最大手のビューティ企業であるロレアルは、既存店ベースで3年連続売上高2ケタ増をたたき出し、23年は前年比11%増を記録した。初めて売上高400億ユーロ(約6兆1200億円)を突破し、営業利益は同9.2%増の81億4000万ユーロ(約1兆2454億円)と増収増益だった。23年はインフレや不安定な中国市場など向かい風となる要素が多かったものの、ブラジルのナチュラ&コーから9月に自然派ブランド「イソップ(AESOP)」を買収するなど、大きなニュースも目立った。当時、イソップの企業価値は25億ドル(約3525億円)と評価され、同社史上最大規模の買収となった。現在「イソップ」は世界で400店舗を抱え、中国への進出も果たしたばかりだ。

コンシューマー・プロダクツ事業本部の売上高は前年比8.2%増の151億7000万ユーロ(約2兆3210億円)となり、過去30年以上で最高の成長率となった。メイクアップやヨーロッパおよび新興市場が成長をけん引し、「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」は売上高70億ユーロ(約1兆710億円)を記録した。

この続きを読むには…
残り10156⽂字, 画像11枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。