さまざまな動物をモチーフとした「動物アイテム」がいま、絶好調だ。新進の動物特化ブランドから、老舗ブランドのリアリティー系動物モチーフ、人気クリエイターによる濃いキャラクター系、定番の刺しゅう・ジャカードまで、アイテムは多種多様だが、ポップアップやコラボアイテムで飛ぶように売れている。企画としては鉄板とも言える「動物コラボ」だが、ファッションビルはまさに「あつまる!どうぶつの森」状態だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月29日号からの抜粋です)
チョンマル可愛い系ウサギ
「エスターバニー」に大行列
5月25日〜6月16日、ルミネエスト新宿の「エスターバニー(ESTHER BUNNY)」のポップアップイベントは連日、整理券を出すほど大盛況だった。「エスターバニー」は、LA生まれ・日本育ちの韓国系アメリカ人クリエイター、エスター・キム(Esther Kim)によるキッチュなウサギキャラクターで、ルミネエストでのポップアップショップは今年だけでも1月に続き2回目だった。ルミネエストの岩田明彦店長は「若い人を中心に“推し活”のような形で大変な人気。今年前半のポップアップの中でも際立って絶好調だった」とホクホク顔だ。
「エスターバニー」は8月2〜18日にも渋谷109で、同館に出店するテナントとコラボレーションアイテムを販売するポップアップショップを予定している。丸山康太「渋谷109」総支配人は、「実は2017年にも他のファッションビルに先駆けて『エスターバニー』のポップアップを行ったこともあったが、今は“動物キャラブーム”もあって若い世代での人気が急上昇している」と語る。
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