高橋悠介クリエイティブ・ディレクターが手掛ける「CFCL」は、建築家兼アーティスト兼デザイナーのエマニュエル・ムホー(Emmanuelle Moureaux)と協業し、100色のポッタリースカート用いたインスタレーションを東京・伊勢丹新宿本店のポップアップスペースで8月25日まで開催中だ。
かねてよりムホーの作品のファンだったという高橋クリエイティブ・ディレクターからオファーした。会場ではムホーが選んだ100色のポッタリースカートを波のようにうねるラックに並べ、背後にはスカートに採用する帝人フロンティアのリサイクルポリエステル糸も合わせて展示した。
ポッタリースカートを生み出す3Dコンピューター・ニッティングの技術は、理論的には1着からでも作れるが、糸の交換などの手間を考えると現実的ではない。今年2月に自社生産拠点「CFCLニッティングラボ(CFCL Knitting Lab.)」を立ち上げたことで、100色の製作が可能になった。「他社も仕掛けたことないくらいの圧巻の色展開を見せるには、彼女がぴったりだと思った」と高橋クリエイティブ・ディレクター。
ムホーは、「『CFCL』はデザインのよさはもちろん、根底にある哲学にも共感するブランドだ。色には人々を笑顔にする力がある。ポッタリースカートで色の楽しさを目で、体で感じてもらいたい」と話す。
好きな色でオーダーが可能
期間中は100色の中から自分の好きな色を選んでスカート(5万5000円)とスリーブレストップ(3万6300円)の2型のオーダーが可能。「ありがたいことに、伊勢丹のお客さまにはすでにポッタリースカートをお持ちの方も多い。自分の肌や季節、オケージョンに合わせて好きな色で作れるという新たな価値提供にも挑戦したい」と高橋クリエイティブ・ディレクター。将来的には、オーダーメードでの商品展開も検討しているという。
■100 colors of skirts emmanuelle moureaux x CFCL Supported by ECOPET®
日程:7月31日~8月25日
場所:伊勢丹新宿本店本館2階 イセタン ザ・スペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
時間:10:00~20:00