「ディオール(DIOR)」は8月2日、ギンザ シックス地下1階の店舗を「ハウス オブ ディオール ビューティー銀座」としてリニューアルオープンした。ブランドの歴史やクチュールの世界観、サヴォアフェールにインスパイアされた真の“ニュールック”をコンセプトに掲げたブランド内で世界初の店舗となる。
新店舗は、ブランド誕生の地、パリ・モンテーニュ通り30番地に息づくエスプリに共鳴し、ラグジュアリーで洗練された温かみのある明るい店内が特徴。大理石の高貴さと洗練されたファブリックの繊細さが融合し、漆喰とゴールドの輝きが織りなす特別な空間を創出する。
店内はフレグランスとスキンケア、メイクアップなどを集積。さらに、ファッションとビューティの融合を図るべく、ファッションジュエリーを取り扱う。タッチアップカウンターでは同店限定の6つのメイクルックを楽しめるほか、併設のスパでは1人1人の肌悩みに併せたトリートメントを施術する。
初代“ミス ディオール”が収められていたアンフォラの復刻版
同店限定で、初代“ミス ディオール”が収められていたアンフォラの復刻版“アンフォラコレクション”(全5種、各150mL、6万9300円〜7万9420円)を販売している。 “ミス ディオール”は、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が1947年に発表した“ニュールック”の「装いの最後の仕上げ」として披露されたフレグランス。限定で販売したことはあるが、初めて定設販売する。“ミス ディオール オードトワレ”と“ミス ディオール ブルーミングブーケ”、“ジャドール”、“ディオリシモ”の5種をラインアップする。
「香りの真髄」を表現した“エスプリ ド パルファン”
“メゾン クリスチャンディオール”から、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が手掛けた“エスプリ ド パルファン”(全5種、各80mL、各5万7420円)を8月21日からギンザ シックスと伊勢丹新宿本店、渋谷パルコ、表参道旗艦店、公式ECで先行販売、9月27日に全国発売する。商品名の通り、「香りの真髄をどう表現するか」に挑戦したコレクション。オートクチュールが着想源で、香りのシルエットやストーリーは既存品を踏襲しつつ、原料を変えるなどして新たな解釈を表現した。
仏磁器ブランドが制作した陶磁器ケースのリップスティックを先行販売
また、フランス発磁器ブランド「ベルナルド(BERNARDAUD)」がケースを手掛けた“ディオール ルージュ プレミエ”(全12色、各8万3600円)を先行販売している。陶磁器は焼くと縮むため、レフィルがピッタリと収まるケースの開発は簡単ではなかったという。