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11の韓国コスメブランドに聞く 2024年上半期に売れたNo.1アイテム

韓国コスメの人気は続き、化粧品の1つのジャンルとして確立している。ここ最近では、セブン-イレブンで「トゥインクルポップ バイ クリオ(TWINKLE POP BY. CLIO)」で発売されるなど身近なアイテムとして支持を集めている。そこで韓国コスメの人気をけん引する11のブランド担当者に、上半期(1月1日~5月31日の期間)に日本市場で最も売れたスターアイテムを聞いた。

ファミュ(FEMMUE)
“ドリームグロウマスク(RR)”(32mL×6枚入、4840円)

加賀谷玲奈PR担当:肌がワントーン明るくなるような使用感、シート素材の心地よさ、密着してはがれない利便性が支持されている。また、ホログラムのパッケージでプレゼントして喜ばれるということから、ギフトとして選ぶ顧客が多い。

エストラ(AESTURA)
“アトバリア365 クリーム”(80mL、3300円)

白坂波月PR担当:赤ちゃんから使用できるという肌へのやさしさをイメージしやすいこと、幅広い年代で使用できる使い勝手の良さも支持につながったと考える。韓国では、「n 回目の再購入クリーム」「120時間保湿クリーム」といったハッシュタグとともに口コミで広がっている。日本のユーザーにも高い保湿力を実感いただいている。

「マニョ(MANYO、旧魔女工場)」
“ガラク・ナイアシン2.0エッセンス”(50mL、2900円)

崔世梨(チェ・セリ)マーケティング部 アソシエイトマネージャー:デパコスにも入っている保湿成分・ガラクトミセスを93.69%とぜいたくに配合。保湿成分のナイアシンアミドが4%入っていて、肌のキメを整え、クリアで滑らかな肌をサポートする。シリーズ累計販売数410万本を突破(2012年4月~2023年12月31日集計。初代“ガラクトミーナイアシンエッセンス”と“ガラク ナイアシン 2.0 エッセンス”累計販売数)するほど人気。顧客の口コミでは「何度もリピしている」「使用感がしっとりしていて、べたつかないのに潤う」「使わないとくすむ気がする」というレビューも見られる。

スキンフード(SKINFOOD)
“キャロットカロテン カーミングウォーターパッド”(250g、60枚入り、3080円)

加藤千琴フードコスメPR担当:化粧水がたっぷり入っていて保湿力が高いこと、パッドが厚手で2枚に割いて部分パックとしても使えること、肌にやさしい設計などで評価いただいている。1月に「おぱんちゅうさぎ」とのコラボデザインを販売したことで新たなファン層も獲得できている。

「VT」
“CICA デイリースージングマスク”(30枚入り、2420円)

古川聡子・VT COSMETICSマーケティング担当:「VT」の代表商品。30枚入りでお得にデイリー使いでき、貼るだけで手軽に肌メンテができるところと、毎日使いでも負担なく肌にやさしくゆらぎケアができるところが人気の理由だ。

「ウォンジョンヨ(WONGJUNGYO)」
“ウォンジョンヨ モイストアップレディスキンパック DM”(10枚入り、550円/50枚入り、1980円)

松岡実佑PR担当:スクエアタイプでメイク前に使いやすい形状、メイクのりが良くなるといった声があり、支持されている。“ウォンジョンヨ モイストアップレディスキンパック”も人気だが、DMは美容液成分をプラスした保湿感のあるテクスチャーに加え、エッセンスの量とシートの厚みをアップするなど、よりリッチな質感。既存顧客だけでなく、新しい顧客にアプローチすることができた。

「ロムアンド(ROM&ND)」
“HAブロウカラ 05”(9g、1210円)

佐々木愛奈PR担当:簡単に眉の色を色づけられるが、地肌にはつきにくい設計。ナチュラルな仕上がりで多くの顧客に支持されている。

ミシャ(MISSHA)
“ミシャ グロウ スキンバーム”(50g、2200円)

川合裕希PR担当:公式ECのみで販売していたアイテムだが、23年10月からバラエティーショップなどでも販売を開始。インフルエンサーのSNS投稿でバズり、予想を上回る売れ行きを記録している。好調理由は2つ。1つ目はトレンドのフレッシュでみずみずしい「生ツヤ肌」をかなえること。韓国アイドルに憧れるZ世代、乾燥に悩む大人世代まで、幅広い世代に支持されている。 2つ目はデイクリーム、モーニングパック、プライマー、艶クリームと4役の多機能アイテムで、時短かつ美しい仕上がりをかなえる点。乾燥でお悩みの顧客にも満足いただけるほどの保湿力でベタつかず、メイクノリをアップさせる使用感が非常に好評だ。

ヒンス(HINCE)
“セカンドスキンメッシュマットクッション 21 アイボリー”(全4色、12g、3520円)

PR担当者:長時間持続する綺麗で繊細な肌表現が支持された大きな理由だと考えている。セミマットファンデのテクスチャーが、細かいメッシュによってさらにフィルタリングされ、薄くきめ細かい膜がしっかりと肌に密着し、滑らかなシルキー肌を演出。何度重ねても薄く均一に仕上がりをキープし、マットテクスチャー特有のムラや浮き上がりを感じさせないため、季節を問わず使用できるのも魅力だ。

ウェイクメイク(WAKEMAKE)
“ソフトブラーリングアイパレット 02 ライブリーブラーリング”(各2970円)

佐々木愛奈PR担当:マットな質感から、大粒のラメまで入っていて、1つで色々なシーンでご使用いただける。02はイエベ、ブルべを気にせず楽しんでいただけるカラーの構成となっていて、人気を得ている。

ティルティル(TIRTIR)
“マスク フィット レッド クッション(21N)”<SPF40・PA++>(18g、2970円)

今泉誠大PR担当:“マスク フィット クッションファンデーション”シリーズは、日常的にマスクをつける顧客にフォーカスして開発された。コロナ禍は、市場のニーズに合致してヒット。現在は、優れたカバー力と高い密着力による美しい仕上がりに加え、化粧直しが少なくすむ点なども評価されている。

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