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特集 販売員特集2024 第31回

外商一筋34年「すべてはお客様と仲間のために」松屋銀座・田中和介さん

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PROFILE: 田中和介/松屋銀座・個人外商部個人外商課 専門課長

田中和介/松屋銀座・個人外商部個人外商課 専門課長
PROFILE: (たなか・かずゆき)1967年2月25日生まれ、埼玉県川越市出身。90年に大学を卒業後、西武百貨店(現そごう・西武)に入社。1年目から外商を希望し、所沢店の法人外商部に配属。96年に個人外商部に異動。99年に渋谷店の外商部に異動。2018年3月松屋に入社。現在は約60人の顧客を持ちながら、部内のチームリーダーとして教育にも携わる PHOTO:TAMEKI OSHIRO

外商歴34年の田中和介さんは6年前にそごう・西武から松屋に転職。西武時代は業績トップを幾度も達成し、松屋銀座でもほかの外商員の半分ほどの顧客数でありながらトップスリーの業績をキープする。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋・加筆しています)

外商員のミッションは「担当する顧客の売り上げの維持と拡大」だ。依頼に対して的確な商品の提案を継続することが基本。田中さんはそれだけでは売り上げの拡大は見込めないと、新しいブランドや商品を積極的に提案する。その際には必ず販売員を同席させる。「この百貨店にしかないブランドや商品はほとんどありません。あまたある選択肢の中で選ばれる最終的な理由は人です」。信頼のおける販売員の紹介も重要な仕事と捉え、日々販売員とのコミュニケーションは欠かさない。

的確な新規商材の提案には、顧客の胸のうちと商品を知ることが不可欠だ。限られた接遇の機会に顧客が身につける洋服や時計などに目を走らせてインプットする。得た情報から顧客のライフスタイルをイメージし、一歩先の提案を心掛ける。

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