PROFILE: 堀野智子/ポーラ ビューティディレクター
101歳で“現役”のポーラのビューティディレクター(=化粧品訪問販売員)として活躍する堀野智子さん。仕事を始めた39歳から勤続62年、直近20年間は月10万円以上の売り上げ目標を達成し、累計売り上げは1億2670万円(24年4月時点)に上る。100歳を迎えた昨年、「世界最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定され、今年はその記録を更新した。一度も辞めたいと思ったことがないという堀野さんの仕事の原動力は「みんながきれいになって喜んでくれること」に尽きる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋・加筆しています)
ポーラとの出合いは3人の子育てに奮闘していた30歳のころ。友達に紹介された女性があまりにもきれいで、「『何歳だと思う?』なんて聞かれて。同世代じゃないの?って返したら、50歳だっていうの。驚いちゃって。昔は50歳だとおばさんのイメージがあったのに、とっても素敵な人だったの」と、衝撃を受けたその女性が使っていたのが「ポーラ(POLA)」の化粧品だった。
当時の堀野さんは化粧っけもなく、「夫に1回だけ『身だしなみっていうのがあるんだよ、口紅くらいつけておきなさい』って言われたことがあって。それが身に沁みてね」と、切ない気持ちを抱えていた矢先の出来事だった。その思いがよぎり、「私も使ってみたい!」と、まずは基礎化粧品を月賦で購入した。「そうしていたらスキンケアの次はファンデーションが塗りたくなるわけ。色々と使ってみたの」。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。