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特集 販売員特集2024

ロープレ大会出場を機に接客手法を見つめ直す 「シップス」なんばパークス店店長・井上裕文さん

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PROFILE: 井上裕文さん/「シップス」なんばパークス店店長

井上裕文さん/「シップス」なんばパークス店店長
PROFILE: (いのうえ・ひろふみ)1982年2月10日生まれ、大阪府豊中市出身。バイトで接客の面白さを知り、大学在学中にシップスで働き始める。2005年には新レーベル「ジェットブルー」の立ち上げメンバーに。シップス一筋20年で店長歴は13年。22年から現職 PHOTO:CHIE FUKAMI

日本ショッピングセンターが主催する「第29回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」のファッション・物販部門で優勝した。応援したショップスタッフたちの反応は「僕らが普段見ているいつもの接客そのもの。店長の演技はまったく演技ではなかった」。ロープレ大会では演技をすることに集中しすぎてリアル感が希薄になりがちだが、井上さんは「リアルな自分の接客で勝負して優勝できた。審査員からもそこを評価されたことが本当にうれしかった」と振り返る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋・加筆しています)

初めてロープレ大会に出た際は散々だった。すでに接客支援や指導も任されるほどの実力だったが、ロープレ大会の本質を理解していなかったことが敗因だった。そのことに気付かされたのは、後輩スタッフたちがロープレに取

り組む姿を目にしてからだ。「基礎を忘れて工夫することばかりに必死になっていないか。それを説得するためには、まず自分が大会で実績を作ることが大事だと思った。基礎を分かった上で個性を発揮すれば、どこまで評価されるのか試してみたかった」という。エキスポシティ(大阪・吹田市)の店長時代に、館の大会とららぽーとの全国大会で1位を獲得。自分が培ってきた接客技術が社外からも評価されたことが大きな自信につながった。

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