“更年期”という言葉がいつの間にかネガティブワードとして独り歩きし、更年期症状と向き合うことなく深刻化することもある。“労働時間の規制緩和”などという不穏な動きも聞こえるが、更年期ロスを生まないためにも企業が“自分ゴト化”して取り組める方策は増えている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
CREAGE TOKYO
クレアージュ東京 レディースドッククリニック
受診者も医師も検査項目も
全て女性に特化した健診施設
まるでシティーホテルのような内装だが、それもそのはず、ここは女性の快適さを追求した女性専用の人間ドック、健診施設だ。
「健診センターで“女性専用デー”みたいなものを作っているところはありましたが、女性に特化したクリニックはありそうでなかったんですよね。検査の場合はやはり女性だけの方が気楽。そして、通常の人間ドックだったら乳がん検査はエコーとマンモグラフィのいずれかを選ばなければいけないとか、女性の死亡率では乳がんよりも多いといわれる大腸がん検査は上部のみで下部は検査しないといったような制限を排除し、女性に必要な検査を1施設で完結させています。受診する病院がバラバラだとそれだけで受診率が落ちていくので意味がないんです」と、浜中聡子院長は説明する。
この3月には「更年期ドック」をスタート。検査項目は婦人科診察や女性ホルモン、子宮頸部細胞診のほか、経腟超音波検査、甲状腺ホルモン、膠原病、骨密度など多岐にわたる。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。