ルクセンブルクを拠点とする投資会社ファッションイースト(FASHIONEAST)が「ジョン リッチモンド(JOHN RICHMOND)」を買収し、これにより同ブランドはミラノからロンドンに拠点を移す。
サヴェリオ・モッシロが主要株主の1人であるアックラーテ(AKKURATE)が50%の株式を、デザイナーのジョン・リッチモンド(John Richmond)が35%の株式を有している。
リッチモンドは、「モッシロと私が思い描く『ジョン リッチモンド』の方向性が異なる。私は自分のデザインのルーツに戻り、ソーシャルメディアを使ってブランドを広げたい。モッシロと私はこれ以上一緒に仕事をすることはないが、彼がこれまでブランドで成し遂げてくれた事にとても感謝している」と語った。
「ジョン リッチモンド」はミラノでメンズ・コレクションを続行する。また、ウィメンズ・コレクションは今後ロンドンで披露する予定だ。
一方、モッシロは、「私は今回の売却について、全く知らされていなかった。リッチモンドに対して法律的な措置を取る予定だ。来シーズンから、ブランドのファーストネームを取った『リッチモンド』としてコレクションを披露する」と話した。