TSIホールディングスは、2018年2月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、営業利益率7%、ROE(自己資本利益率)5%の達成を掲げた。東京スタイルとサンエー・インターナショナルが統合した同社は11年6月の設立以来、営業赤字が続いていたが、前期(15年2月期)に初めて黒字化を果たした。中計では、売上高や営業利益の目標数値は明らかにしていない。前期の売上高(1808億円)を維持しつつ、引き続き構造改革を推し進め、収益力の抜本的改善を目指す。一方で、しばらく抑制してきた新規事業へのM&Aに200億円程度を投資する。また、6月に日本1号店がオープンする米ペイストリー「ドミニクアンセルベーカリー」のような飲食など、ファッション以外への多角化も進める。