Y2Kや平成ギャルなど懐かしいスタイルを参照する若者たち。その背景には、近年流行したミニマルなスタイルへの反発があるという。懐かしいスタイルの中から過剰なデザインや装飾的なものを取り入れ、現代の感覚でミックスしてアレンジする。レトロなスタイルが気になるという三者三様なZ世代3人に話を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月21日号からの抜粋です)
プロフィール
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懐かしさに向き合うと
自分自身が見えてくる
WWD:どんなレトロスタイルが好きか?
原田空宙(以下、原田):色鮮やかなY2Kスタイル。
木村優花(以下、木村):自分が小学生だった時の女子高生のギャル感に憧れている。
小島大夢(以下、小島):特に2000年前後のパンクスタイルに引かれる。
WWD:どうしてそのスタイルに引かれるのか?
原田:ミニマルでシンプルなものが流行っている中で、平成の「ものが増えるのは悪いことじゃない」という美学が気になる。かつては好きなものに多く囲まれて過ごすのがいいという価値観があった。昔の考え方と現代のミニマリズムの間を行く方法を模索しつつ、最近はY2Kや平成レトロに引かれている。
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