ビジネス

新政権の増税案もなんのその! ラグジュアリー都市化するロンドンの秘密

有料会員限定記事
INDEX
  • 一等地を買い上げる企業続々 ラグジュアリー都市へ加速

イギリスで7月に誕生したキア・スターマー(Keir Starmer)首相による労働党政権は、経済成長を促進する税制改革の一環として富裕層への増税などを掲げている。それにもかかわらず、ロンドンは小売業と不動産業にとって魅力的な地域として繁栄し、ハイエンドな顧客を引きつけ続けている。その秘密は、ロンドン・カルチャーという観光資産だ。モノ消費以上にコト消費を好む現代人に向けて、ラグジュアリー市場はこの地に商機を見いだしている。

ラグジュアリー分野の業界団体であるウォルポール(WALPOLE)は、「バーバリー(BURBERRY)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ロールス・ロイス(ROLLS-ROYCE)」「グレンフィディック(GLENFIDDICH)」など250のブランドを代表する非営利組織だ。同団体は不動産会社のカドガンと提携し、10月3日に発表した年次報告書「ステート オブ ロンドン ラグジュアリー 2024」で、ロンドンを“ラグジュアリー市場における世界有数のハブ”と表現した。

一等地を買い上げる企業続々
ラグジュアリー都市へ加速

この続きを読むには…
残り2190⽂字, 画像6枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

ラン&フィットネス特集2025  イノベーションが加速するラン市場を深掘り!【WWDJAPAN BEAUTY付録:転換期迎えるドラッグ&バラエティーストアのPB 新たな流れを創出】

「WWDJAPAN」2月24日号は、“ラン&フィットネス”と題した恒例のスポーツ特集です。今回は、改めて国内外で熱を帯びているランニングのマーケットにフォーカス。3月2日には、約3万8000人が出走予定の東京マラソンも控えており、ランニングを意識する機会は増えそうです。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。

バナーイメージ