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特集 PRの仕事が変わる 第2回 / 全5回

台頭するPR新勢力 テンとサカスPRの場合

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PRの仕事の多様化により、撮影からディレクションまでを担える、プロダクション機能を有するPRチームや組織が台頭している。ここで紹介するのは、独立直後のコロナ禍が転機となり、現在のスタイルを見いだした2人だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月28日号からの抜粋です)

TEN10

志賀光/COO

志賀光/COO

PROFILE:(しが・ひかる)1987年生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、2011年にピーアールワン(PR01.)に加わり、PRや営業を担う。在職中にクリエイティブチームとしてテンを発足。19年に独立後、スタイリスト市野沢祐大と立松秀顕とともに21年に法人化した。PRや衣装制作、飲食事業などを行う PHOTO : KO TSUCHIYA

新拠点でPRの“セカンドエンジン”目指す

つながり始めた個人PRの輪の中心にいる1人が、クリエイティブ企業TEN10(テン)でPR業を担当する志賀光チーフ オペレーティブ オフィサー(COO)だろう。同氏はPRエージェンシーから2019年に独立後、21年にテンを立ち上げ、共同設立者のスタイリストらとともにアーティストの衣装制作やクリエイティブ・ディレクション、プロダクト制作、高円寺のビストロ「イオ(IIIIO)」の運営など、多岐にわたる事業を行う。現在社員11人を含む20人のスタッフを抱え、8月には代々木に撮影・展示スペースと製作室を備える新オフィスを開いた。志賀COOは「インディペンデントなブランドやアーティストが表現の場を失わないために、スペースが必要だと感じていた。いろいろなPRの方と組んで場所や機能を提供し、セカンドエンジンになるようなPRがテンとしての理想」と語る。

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