小林正幸/サントラージュ社長
サントラージュ(東京、小林正幸社長)はウィメンズカジュアルアパレルのメーカーから信頼の厚いOEM・ODM事業者だが、近年はアパレル「以外」の新規獲得にも力を入れている。社員1人1人の“好き”を原動力に、プロスポーツチームやアニメ、ゲームなどエンタメやIP(知的財産)といった新分野の取引先を開拓。OEM・ODMのクライアントであるアパレルブランドとのコラボの仲介役を担うなど、新しい立ち回りを見せている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)
CENTRAGE サントラージュ
COMPANY PROFILE:父親が運営していた縫製工場でモノ作りのノウハウを学んだ小林社長が、2004年に独立し設立。当時の渋谷109ブームに乗り、ギャル系アパレルの取引先を広げて成長を遂げた。ギャルブームの鎮静、リーマンショックなどの危機はあったが、SPA系のカジュアルアパレルに裾野を広げ存続。現在の主要取引先は、ジュンやパル、アダストリアやマークスタイラーなど。売上高は30億円、従業員は45人(24年11月時点)
アニメやスポーツと橋渡し
アパレルに新しい価値を吹き込む
小林社長が2004年に設立したサントラージュは、当時の109ブームに乗り、ギャル系アパレルの取引先を広げて成長を遂げた。ギャルブームの鎮静、リーマンショックなどの危機はあったが、SPA系のカジュアルアパレルに裾野を広げて乗り切った。
アパレル業界の趨勢とともに、さまざまなクライアントの要望に応えて生き抜いてきた。そんな同社の強みは企画力。デザイナーやパタンナーなどの企画担当者の数は、営業担当者の2倍にあたる20人を抱え、デザイン面を手厚くサポートする。展示会を年に2回開き、年間400種類以上のサンプルを紹介して取引のきっかけを作っている。
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