ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第166回

「おもてなし」が伝わらず、日系ホテルが外資にホスピタリティーで負けている理由

有料会員限定記事

いよいよ、今年も押し迫ってまいりました。「WWDJAPAN」では、年内最終の12月30日&1月6日合併号と、新年最初の1月13日発売号、そして毎年恒例のCEO特集(来年は1月27日発売号です!)が同時進行の真っ只中。みんなバタバタしており、非常にエキサイティングです(笑)。

来年の話をすると鬼が笑うかもしれませんが、1月13日発売号ではホスピタリティーを特集します。新年最初の特集でホスピタリティーに迫るのは、その重要性は増すばかりだから。究極、品質という点での差別化は難しい、実質不可能になっていると思われる中、買い物に付加価値を与えるのはホスピタリティーでは?と考えました。特にメーカーから小売まで、多くの企業が獲得を目指す次世代富裕層、インバウンド富裕層、そして若年層は、それぞれがモノ以上にコト、もっといえば、その先にある学びや新たな夢を求めている気がします。素晴らしい商品と同時に学びや新しい夢を提供するには、ホスピタリティーが欠かせません。

幸い、日本は「おもてなし」の国です。現在多くの取材で「ホスピタリティーとおもてなしの違いは?」と尋ねていますが、多くの人が答えるよう、仮に「おもてなしはホスピタリティーの一環」であるならば、私たちはホスピタリティーの提供に長けているハズです。

この続きを読むには…
残り1106⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。